
7処理水質の向上
東京湾における赤潮の発生日数の削減に向け、発生要因の一つである下水処理水の窒素・りんの一層の削減が必要です。平成8年度から、大幅な水質改善が可能な高度処理を順次整備してきており、平成22年度からは、電力使用量を増やさずに一定の水質改善を早期に実施可能な準高度処理の整備を推進し、水質改善をスピードアップしました。
窒素負荷量の大きい芝浦水再生センターなどでは、施設の再構築等に合わせて窒素除去が可能な高度処理の整備に着手します。また、りん負荷の大きい砂町水再生センターでは、りん除去施設の導入に着手するなど、各水再生センターの抱える課題に合わせて、高度処理及び汚泥処理返流水中のりん除去施設等を導入し、効果的に処理水質の向上を図っていきます。